山形県では、高齢化率が25.5%と全国第四位の数値となっており[3]、
高齢化が進行しているものの、平均在院日数は全病床で29.4日(全国平均34.7日)、
老人医療費は一人あたり69万5,675円(全国平均82万1,403円)であり全国でもトップ
クラスの低い値にある[4]。
2006年10月現在の病院数は 70 、人口10万人あたりの病院数は5.8(全国7.0)。
病床数は1万5,328床、人口10万対では1,268.9(全国 1,273.1)。一般診療所は924、
人口10万人あたりの一般診療所数は76.5(全国77.2)であるが、病床を有する
一般診療所は 123 で減少傾向にあり、病床数は1,275床、人口10万対では
105.5(全国 125.1)である。また、2006年12月末現在の県内の医師数は2,452名、
人口10万人対医師数は203.0(全国217.5)となり、村山地区では全国平均を
上回っているものの、他地区では全国平均を下回っている。
村山医療圏では、山形大学医学部附属病院と山形県立中央病院の二病院が三次医療
機関として県全域をカバーする高度医療を提供するとともに、山形市立病院済生館、
山形済生病院など基幹となる病院や民間病院が山形市内に集中しており、
寒河江・西村山地区では山形県立河北病院が、北村山地区では北村山公立病院が
核となっている。
最上医療圏では山形県立新庄病院が基幹病院となっており、置賜医療圏では
公立置賜総合病院と米沢市立病院が基幹病院としての役割を担っている。
庄内医療圏では、北庄内が病院統合の結果、日本海総合病院が急性期医療を、
日本海総合病院酒田医療センターが回復期医療を担う形で中核医療を担い、
南庄内では鶴岡市立荘内病院が基幹病院となっている。